その中でiCloudというキーワードは今後の方向性を決める大きな発表でした。
iCloudに対して一番感じたのは常に100点を超えたものを目指そうとするAppleのリスクを取る勇気です。
今まではMacが写真や音楽のデータの保存場所でした。
それがこれからはiCloudに集約されるというのです。
一見シンプルな考え方で多くのちょっとした不便が解決されます。
iPhoneで買った音楽をケーブルをつないだ同期なしでiPadでも聞きたい。
iPhoneで遊んだゲームの続きをiPadでしたい。
iPhoneとMacをつなげたとき連絡先の同期でなんだかよくわからないメッセージが出て来てどうしたらいいかわからない。
私が思うに今のMac-iOSのシステムでも100点に近い満足度があると思います。
というのもこのスキームは他社が部分的にまねてもApple以上に上手にこなしている例はないと思います。
ある意味iCloud構想はほんのちょっとした不便の解決のための大掛かりなスキームだという事もできるかもしれません。
またiCloudの構想はiPhoneのみしか使わないという方には魅力は十分には伝わらないかもしれません。
iPhone-iPad-iPod touch-Macという複数のデバイス群を提供し、複数のデバイスを使用するユーザーがいて初めて魅力が増してくるサービスだと思います。
この点からもApple以外ではまねができないというか、まねしても十分な魅力を感じさせることができないと思います。
そしてAppleは現状の99点の状態(100点に近いが魅力的な複数のデバイス群のため少し不便のある状態)から、Macをただのデバイスに格下げし、Mobile Meを無料化してまで、100点の満足度を提供するという勇気に感動します。
正直、iCloud構想の実現には大きな労力とリスクがあると思います。
Mobile Me の立ち上げの失敗は有名です。
それでも現状に満足せずリスクを顧みずbestを目指す姿勢はすごいと思うのです。
実は最近3ヶ月カレンダーの弟分のiPhoneアプリの開発が進行しておりまして、98点の状態までいっていたのですが、100点のために必要な後少しの改善を決意しました。そのためには多くの部分を新規作成しなければならず、リスクの増大とかなり工数の増大を招きます。98点と100点の差は小さく、一部の人にしか関係のない機能強化かもしれません。しかしその実装のためにはかなりの時間がかかるのです。
利益は、売り上げとコストの関係からなりますので、ある程度の完成度でとりあえず出してみて、評判が良ければバージョンアップしていくというも作戦だと思います。
でも今回は100点を目指す作戦を取りました。
正直不安もある決断でしたが、うちのスーパープログマーが血反吐と毒を吐きながらがんばってるのでどうにかなると思います!
Bestなアプリ目指してがんばるぞ!

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